クラシックギターと共に生きる

ギター界でも幼少からの英才教育が流行っている中、24歳から自分の夢にまっすぐ向かうことを決めた僕が日々思うことを書きます。

脱力を意識して、もっと自由にワクワクして音楽を演奏しよう!初心者・中級者むけ脱力の練習のコツ!

今回のテーマは「脱力」です。

 

実はこれはすごく難しいテーマで、初心者から中級くらいの人がすごく悩むことだと思います。上手く脱力できていないと腱鞘炎・腰痛になる人もいますね。

 

僕も最近左手を脱力しつつ最適化する練習やってます!笑

 

よく「脱力が大事だ!」みたいなことをネットやら本やらでみるんですが、ストレッチの簡単な説明に「とりあえず力入れ過ぎんな!」みたいなありがたい言葉ついてるだけの記事が多いですよね。

 

それしか書いてないので自分の中で勘違いしてしまい、自分の身体や演奏にとってマイナスになってしまうことすらあると思います。

 

なので今回は「脱力」について気を付けるべきコツを書いていこうと思います。

 

特に、「脱力」の練習をするときに初心者がおちいりそうな勘違いについて多く触れるつもりです。

 

一つの考え方ですので、役に立ちそうなところは試してみてもらえればと思います。

 

 

まずそもそも脱力できてるかどうかなのですが、普通に曲を弾いていて、腕や指が痛くなったり、肩が凝ったりする人はできていない可能性が高いです。

あてはまる人は意識して読んでくださいね☆

 

 1.なぜ脱力するのか

2.力が入っていない=脱力ではない 

3.なぜ上手く脱力できないのか考える

4.普段からできる脱力のコツ

 

 

 

 

1.なぜ脱力するのか

そもそも脱力することのメリットは、

 

  • 長く弾いていても疲れない。
  • 強弱、クレッシェンドなどの表現がより細かくできる。
  • 素早く動かせるようになる。
  • ミスが減る。
  • フォルテの大きさが自然に大きくなる。
  • 音が響くようになる。

 

などです。いいことづくめですね!('ω')

 

ただ単に力を抜くのではなく、力が抜けることでこれらの目標が達成できるように目指して練習するのが1ばんめのコツです。

必ずメリットを意識して練習していきましょう。脱力は方法・手段であって目標ではありません。

ちゃんとできれば腱鞘炎・腰痛などの体の不調ともお別れです!

 

2.力が入っていない=脱力ではない

これはすごくよくある勘違いなのですが。

身体に力が全然入ってない状態っていうのは、演奏において求められている脱力ではないのです!!

それをわからずに脱力をする努力をしても、まず気の抜けた演奏になってしまうだけです。

 

演奏で求められている正しい脱力は、

必要な部分に必要なだけ力が入っていて、必要ない部分はきちんと力が抜けている状態

のことです!

ここを勘違いしてしまうとどうしようもないので忘れないでいてください!

 

「自分の出したい音を、それにちょうど適した身体の動きで出す」

これが演奏で求められる正しい脱力です。

 

3.なぜ上手く脱力できないのか考える

そもそもなぜ上手く脱力できていないのか考えてみましょう。

よくある原因としては、ミスを恐れているからっていうのがあります。

 

例えば左手がしっかり押さえられていないと、ギターは音がビビるんですよね。

だから少し強めに(もしくはかなり強めに)押さえることでビビりを回避していることがあると思います。

この時に、腕が頑張りすぎていないでしょうか?

この少しの頑張りすぎが積み重なって問題になって腱鞘炎などを引き起こすんですよね。

その場合は腕が無理しなくても押さえられる方法を探すようにしてみてください。

とりあえず弦の上に指をおいて(圧力はかけない)、その状態からどういう風に力を入れたら無理せずに押さえられるか探してみましょう!

 

他にも、ちゃんと弾こうとしすぎていることも過度に力が入る原因になることがあります。精神的な面ですね。

 

ちゃんとやるぞ!間違っちゃだめだ!って自分の身体を自分でガチガチにしてしまっている状態ですね(´・ω・`)

 

これでは脱力できるわけもないので、自分がそうなってしまっているのに気が付いたら、少しのミスは気にせず気楽に弾こうぜ!って意識してあげてください。

間違えても死ぬわけじゃないんでw

むしろ、その場でミスしないためにする無理の積み重ねがあなたの身体に負担をかけていることを忘れないようにしてあげてください。

 

手だなと感じている部分の多くが、脱力をうまくできていない部分だというのを意識して、少しずつ改善していくのが大切です。

 

4.普段からできる脱力のコツ

とにかく自分の身体を意識することです。

今自分がどういう風に身体を用いているのかを気が向いたときにモニターします。(今僕はバランスボールの上で少し背中を緊張させながら腕は脱力した状態でキーボードをうっています。笑)

 

で、緊張しているな。無理させているなって部分を見つけたらそれを解消できる手段がないか探ってみます。

意識して力抜いてみたり、逆に力ぐっと入れてから一気に抜いてみたり。

あえて身体の他の部分に意識を向ける方法も効果的なことがあります!

 

脱力の感じとしては、お風呂に入っているときは多くの人がかなり脱力ができていると思います。

なので、風呂の中で楽器弾くみたいに腕を動かしてみるのもいいと思います!

 

 

身体の構造を理解することも脱力の大きな助けになります。

 

正しい関節の位置や、骨・筋肉の位置を認識するためのエクササイズものっているので、アレクサンダーテクニークをもとにした本はオススメです!

 

アレクサンダーテクニークの趣旨は、身体をより深く理解・使えるようになってもっと自分の可能性を追求しようぜ!みたいな感じなんで脱力だけではなく緊張・呼吸などにも興味がある人にもおすすめです。

 

この辺りはまた気が向いたらそのうち書こうと思います。

 

 

 

(  ↑こなへんが僕が読んだ中で特にオススメの書籍です。自分がギタリストでもピアニスト向けの本を読むのは結構参考になることが多いです。)

 

まとめ 

脱力ってそんなすぐできるものじゃなくて、いろんな情報を参照しながら、少しづつ試行錯誤して努力していった先に、やっと無意識にできるようになるものだと思います。

 

結局は回り道とか、迷いながらでもコツコツ進んでいくしかないんですよね。

脱力についてまとめたこの記事が、そういう人の役に少しでもたてばと思います。

 

一つ確実に言えることは、脱力ができるようになると、もっと楽器や音楽のことが好きになれます。

楽器での表現の幅が広がって、わくわくが止まらない状態になります!(´◉◞౪◟◉)

 

自分を信じて、毎日少しずつ頑張っていきましょう!

 

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